アート×テクノロジーノジダイ
2017年6月15日発売
定価:1,012円(税込み)
ISBN 978-4-334-03994-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
アート×テクノロジーの時代社会を変革するクリエイティブ・ビジネス
いま、チームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーンの四社が生み出すアート作品が、世界中で大きな注目を集めている。こうした新世代の企業は、日本独自の思想と最先端技術を融合させて新しい価値観を世に問うている。なぜ個人ではなく企業なのか。そのクリエイティブな発想と高い技術力の源泉はどこにあるのか。そして、従来の常識を打ち破り、独自の組織体制、規定、評価制度による経営はどのように行われているのか。「最先端テクノロジー・アート創造企業」について美術史や経営学的な視点を交えながら、代表的な作品やプロジェクトを通して、彼らが有する強さの秘密に迫った初めての一冊。
目次
第1章 チームラボ
第2章 タクラム・デザイン・エンジニアリング
第3章 ライゾマティクス
第4章 寒川裕人とザ・ユージーン・スタジオ
終 章 最先端アートの過去・現在・未来
著者紹介
宮津大輔(みやつだいすけ)
1963年東京都出身。アート・コレクター、横浜美術大学教授、京都造形芸術大学客員教授。広告代理店、上場企業の広報、人事管理職を経て現職。1994年以来、企業に勤めながら収集したコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅が国内外で広く紹介される。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会」委員、「Asian Art Award 2017」審査員等を歴任。著書に『現代アート経済学』(光文社新書)、『現代アートを買おう!』(集英社新書/中国・金城出版/台湾・Uni Books/韓国・ArtBooks)などがある。