キンユウチョウvs.チギン
2017年5月17日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03988-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
ドキュメント金融庁vs.地銀生き残る銀行はどこか
いま、地方銀行は空前の再編ラッシュを迎えている。それは「地銀が稼げなくなっている」という単純な理由による。このことに強い危機感を抱いているのが、森信親長官が率いる金融庁である。地銀は地元経済に貢献できているのか。このままでは顧客から見捨てられ、経営が行き詰まるのではないか。それだけではない。金融機関は顧客の資産を増やすために、全力を尽くしているのか、日本経済全体のための役割がもっとあるのではないか、等々、金融庁の問題意識は金融界全体に及んでいる。
丹念な取材を通して、改革が進む金融庁、そして再編が加速する地方銀行の動きを中心に、日本の金融界が置かれた現状と行方に迫る。
目次
まえがき
【第1章】激震
【第2章】新・最強官庁
【第3章】金融動乱とともに歩んだ金融庁
【第4章】「目利き力」を磨け!
【第5章】手数料を開示せよ!
【第6章】金融の未来予想図
著者紹介
読売新聞東京本社経済部(よみうりしんぶんとうきょうほんしゃけいざいぶ)
読売新聞東京本社経済部の担当記者が、金融庁、金融機関などに行ってきた取材をまとめた。