ネットメディアハケンセンソウ
2017年1月17日発売
定価:880円(税込み)
ISBN 978-4-334-03966-0
光文社新書
判型:新書判ソフト
ネットメディア覇権戦争偽ニュースはなぜ生まれたか
不確実な情報、非科学的な情報、デマ=「偽ニュース」
本書では、偽ニュースを生み出す背景や構造を明らかにした上で、ヤフー、LINE、スマートニュース、日本経済新聞、ニューズピックスという5つのニュースメディアを中心に、スマホを舞台にしたニュースを巡る攻防を描く。偽ニュースは2016年に突然生まれたわけではなく、ビジネスとジャーナリズムの間で揺れ動くビジネスパーソンの戦いの歴史であり、現在進行形の物語である。(「はじめに」より)
目次
はじめに――「偽(フェイク)ニュース」が世界を動かす
第一章 戦争前夜 偽ニュースはなぜ生まれたか
第二章 王者ヤフーの反撃
第三章 負け組LINEの再挑戦
第四章 戦いのルールを変えたスマートニュース
第五章 課金の攻防・日本経済新聞
第六章 素人のメディア・ニューズピックス
第七章 猫とジャーナリズムと偽ニュース
著者紹介
藤代裕之(ふじしろひろゆき)
ジャーナリスト/法政大学社会学部メディア社会学科准教授。広島大学文学部哲学科卒。立教大学21世紀社会デザイン研究科修士課程修了。徳島新聞社で記者として、司法・警察、地方自治などを取材。NTTレゾナントでニュースデスクや新サービスの立ち上げを担当した。ソーシャルメディア時代のメディアとジャーナリズムをテーマに、取材、研究、実践活動を行っている。著書に『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(共著、ハーベスト出版)、『ソーシャルメディア論 つながりを再設計する』(編著、青弓社)など。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員。