セスジハノバスナ!
2014年1月17日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-03781-9
光文社新書
判型:新書判ソフト
背すじは伸ばすな!姿勢・健康・美容の常識を覆す
医師は科学者でなければなりません。 そのため医師が書く健康本は、たいてい医学的根拠が綴られています。ところが、従来の姿勢論にはそれがなく、「背すじを伸ばせ! 」のほぼ一点張りでした。
なぜ従来の姿勢論には、医学的根拠がなかったのでしょうか?
それは、姿勢論の根拠となるもの、言い換えれば“姿勢のカギ"が、歯科医でなければ見つけられない場所に隠されていたからです。いや、正確にいうと、メーテルリンクの「青い鳥」のように、身近にありながらも、それが、“姿勢のカギ”であるとは、たとえ整形外科の世界的権威であったとしても、気づくことが困難だったからです。 (はじめにより抜粋)
目次
第1章 サルからヒトへ
第2章 直立二足歩行
第3章 頭の重さと背骨
第4章 首
第5章 舌ダンパー
第6章 「上向き」の誤解を解く
第7章 腹筋
第8章 背すじは伸ばすな
第9章 脚
第10章 呼吸と鼻
第11章 舌と飲みこみ
第12章 歯
第13章 姿勢の治し方
第14章 ゼツ・ダイエット
著者紹介
山下久明(やましたひさあき)
1957年愛知県生まれ。愛知学院大学歯学部卒業。同大学歯学部第一保存学教室助手から勤務医を経て、1995年に愛知県安城市に「にしきデンタルオフィス」を開設。独立を機に宮島邦彰氏(米セントルイス大学客員教授)に師事し歯科矯正を手がけ始めるも、従来の矯正方法に疑問を抱き、マウスピースタイプの矯正装置に取り組む。それをきっかけに姿勢の研究を始め、2010年には、その成果をまとめた『背筋は伸ばすな』を自費出版し、ネット書店アマゾンにて販売、好評を博す。さらに2012年にはその改訂版も出版し、現在に至る。2010年からは「ぜったい神経を抜かない」むし歯治療を手がけている。日本舌機能学会発起人。