セカイハシュウキョウデウゴイテル
2013年6月18日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03748-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
世界は宗教で動いてる
キリスト教はウォール街の“強欲”をどう考える?
イスラム教は平和のための宗教?
ヒンドゥー教のカースト制は本質的に平等?
世界を読み解くには、宗教が最大の補助線になります。ヨーロッパ人もインド人も中国人も、当人たちは意識していなくても、長い歴史をへたキリスト教、ヒンドゥー教、儒教の発想や行動様式に支配されています。宗教を理解すれば、グローバル世界を読み解く最大の鍵が手に入るのです。
―世界の宗教について比較研究を行ってきた著者が、主要な文明ごとに、社会と宗教の深いつながりをわかりやすく解説!
目次
第一講義 ヨーロッパ文明とキリスト教
―イエスの父はヨセフか、それとも神か
第二講義 宗教改革とアメリカの行動原理
―ウォール街の“強欲”をどう考えるのか
第三講義 イスラム文明の世界
―イスラム教は平和のための宗教
第四講義 ヒンドゥー教とインド文明
―カーストは本質的に平等
第五講義 中国文明と儒教・仏教
―儒教はなぜ宗教といえるのか
第六講義 日本人と宗教
―カミと人間は対等の関係
著者紹介
橋爪大三郎(はしづめだいさぶろう)
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1995~2013年、東京工業大学教授。『言語ゲームと社会理論』『仏教の言説戦略』(以上、勁草書房)、『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』『ふしぎなキリスト教』(共著)『おどろきの中国』(共著)(以上、講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『橋爪大三郎の社会学講義』(ちくま学芸文庫)、『なぜ戒名を自分でつけてもいいのか』(サンガ新書)、『橋爪大三郎といっしょに考える宗教の本』(監修、ナツメ社)など著書多数。