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新書|詳細

最高裁の違憲判決

サイコウサイノイケンハンケツ
2012年2月17日発売
定価:968円(税込み)
ISBN 978-4-334-03666-9
光文社新書
判型:新書判ソフト

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最高裁の違憲判決「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか山田隆司/著

本書では、主として最高裁の違憲判決の軌跡をたどり、最高裁がどこへ向かおうとしているのかを探る。憲法裁判すべてを網羅するのではなく、違憲判決に焦点を当てることで、憲法に対する最高裁の「姿勢」を浮き彫りにする狙いがある。違憲判決以外にも、最高裁の憲法判断を理解するうえで有用な判決について適宜、解説する。
さらに、最高裁長官の事績を初代から追うことによって、「物語」のような違憲判決の歴史を舞台にあげる。あまり知られていない長官の素顔にふれて、〝床の間〟にある判決が少し身近に感じられるのではないか。
この1冊で、違憲・合憲を判断する枠組みがわかること、請け合いである。

目次

序章 違憲判決とは何か
第1章 政治からの「逃避」1947~1969----政治に踏み込まず、の"家訓"を宣言
(1)「長官不在」の3か月
(2)理想を高くかかげた 初代・三淵忠彦長官
(3)「基本路線」を確立 2代・田中耕太郎長官
(4)憲法判断に消極姿勢 3代・横田喜三郎長官
(5)最もリベラルな時代 4代・横田正俊長官
(6)初代から4代----「第1期」とはどんな時代か

第2章 北風と太陽 1969~1982---- 「公人」に厳しく「私人」には優しく
(1)判例変更と初の法令違憲判決 5代・石田和外長官
(2)判断は"硬軟二刀流" 6代・村上朝一長官
(3)小刻みな"継投"の時代
7代・藤林益三長官、8代・岡原昌男長官、9代・服部高顕長官
(4)5代から9代----「第2期」はどんな時代か

第3章 審理方法に変化の兆し1982~1997----「規制目的二分論」に疑問符?
(1)合理的で柔軟な発想 10代・寺田治郎長官
(2)立法事実を丁寧にみる 11代・矢口洪一長官
(3)各裁判官が自由にモノを言いだす 12代・草場良八長官、13代・三好達長官
(4)10代から13代----「第3期」とはどんな時代か

第4章 「救済の府」の覚醒1997~ ----人権保障の砦に
(1)静かな"幕開け" 14代・山口繁長官
(2)立法府の「怠慢」を指摘 15代・町田顕長官
(3)「制度設計」のあり方を問う 16代・島田仁郎長官
(4)「人権保障の砦」として強固になるか 17代・竹崎博允長官
(5)14代から17代----「第4期」とはどんな時代か

補章 「1票の格差」訴訟を追う
(1)"複雑"な司法判断
(2)参院選選挙区(旧地方区)
(3)衆院選選挙区(現・小選挙区をふくむ)

終章 岐路に立つ最高裁----国民に近づける3つの改革案
識者インタビュー
泉徳治・元最高裁裁判官
棟居快行・大阪大学教授

著者紹介

山田隆司(やまだりゅうじ)
1962大阪府生まれ。85年、読売新聞大阪本社入社。2008年、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専攻は、憲法・メディア法。日本公法学会、日本マス・コミュニケーション学会、全国憲法研究会などに所属。著書に『公人とマス・メディア』(信山社出版)、『名誉毀損』(岩波新書)、『よくわかるメディア法』(共著、ミネルヴァ書房)、『メディア用語基本事典』(共著、世界思想社)など。

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