サオダケヤハナゼツブレナイノカ?
2005年2月16日発売
定価:770円(税込み)
ISBN 978-4-334-03291-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学
数字大嫌い、暗記も苦手
でも会計は知っておきたい
大ざっぱに会計の本質をつかむ
◆挫折せずに最後まで読める会計の本
この本は、「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方のためにあります。「会計」はけっしてやさしいものではありませんが、《会計の本質的な考え方》はそれほどむずかしくはありません。本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。本書は、いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。きっと会計に対する見方が変わるはずです。
◆身近な出来事から「会計」がわかる!
スーパーの完売御礼でわかる「機会損失」と「決算書」
飲み会のワリカンでわかる「キャッシュ・フロー」
住宅街の高級フランス料理店でわかる「連結経営」
2着で満足する麻雀打ちでわかる「回転率」
商品だらけのお店でわかる「在庫」と「資金繰り」
目次
プロローグ どうして「会計」はむずかしいのか?
エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
――利益の出し方――
エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
――連結経営――
エビソード3 在庫だらけの自然食品店
――在庫と資金繰り――
エピソード4 完売したのに怒られた!
――機会損失と決算書――
エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー
――回転率――
エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
――キャッシュ・フロー――
エピソード7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
――数字のセンス――
エピローグ 普通の人が「会計」を学ぶ意味
あとがき
ことわざ会計学
ひと言コメントつき会計用語集
索引