海外版権については、以前は年に何回か開催される大きなブックフェアを中心にセールスをしていましたが、いまは海外のエージェントや出版社と直接関係が築けてきたので、日常的にオンラインのミーティングをしたり、来日の際に打ち合わせを設定したりということが多くなっています。こちらから出向くときでは、ソウルでのブックフェアなどに参加しています。光文社のおすすめの商品をセールスし、現地の出版社やエージェントに買ってもらうことが目的です。担当社員の分担としては、欧米と中国・台湾、韓国などでエリアで分けています。
映像化については、映像制作会社やテレビ局、映画会社に「映像化におすすめしたい原作があります」とセールスする場合と、「この作品の映像化権は空いていますか?」とオファーが来る場合があります。決まったとしても完成までは時間がかかり、ドラマ化であれば最低1年、映画だったら2年、アニメだったらいまは4年くらいという長いスパンになります。映像化の際の光文社のいちばんの仕事は、編集部を通しての著者とのやり取りです。映像化の際には原作そのままではなく、短くしたり新たなエピソードを付け加えたりする必要があり、その許諾を著者と丁寧にやり取りして決めていきます。映像化自体の許諾から脚本の許諾、キャスティングの許諾など、確認事項は多岐にわたります。映像化を実現するためには制作会社の意向なども反映する必要もありますが、光文社として、著者の意向を優先してすすめています。完成後にはプロモーションに入っていくので、販売部やプロモーション部と連携しての新聞宣伝やSNSまわり、書店や電子書店では放送・公開前に在庫を切らさないようにしつつ、映像化の帯などでアピールしていくことがミッションになります。
商品化については、いまはBLジャンルのコミックを中心にやっています。いまは多くのオファーの中から、どのような商品を作るか、どのようなイベントを開催するかを、編集者を通じて先生にご説明し、条件をすり合わせていきます。商品化の際には、新しい商品を展開するために、あらたに描き下ろしていただく必要があるので、先生にとってプラスになるかを見極めながらすすめていきます。コミックのグッズでは、色味が違ったり、デザインが違ったりしてはいけないので、試作の段階で先生と細かく確認しながら制作します。