Interview
01
石川 穂乃実
VERY編集部
Interview 05 何事にも雑多な関心を寄せられる アマチュアでいられる
Interview 05 何事にも雑多な関心を寄せられる アマチュアでいられる
Interview 05 何事にも 雑多な関心を寄せられる アマチュアでいられる
江口 裕太Eguchi Yuta
書籍編集部 2022年入社
Question 01
出版社を目指したきっかけは?
高校3年生のときに読んだ『フラニーとズーイ』という小説がめっぽうおもしろく、それ以降の数年間、「世のなかには凄いことを考える人がたくさんいたのだなあ」と本ばかり読んでいたら、いつの間にか大学も3年に。この生活の地続きで働けたらなあという素朴な本心と、そもそもほかの業界に長く身を置いている自分を思い描けない想像力の限界もあって、どうやら出版社で本に携われると幸せそうだな、と志望しました。
Question 02
光文社を選んだ理由は?
新書と古典新訳文庫の読者だったことが大きいです。加えて、刊行物から受ける印象が軽やかだったと言いますか、何事かを究めたプロフェッショナルになるよりも、何事にも雑多な関心を寄せられるアマチュアでいられそうだな、と。変な言い方ですが、運がよければプロのアマチュアを目指せる会社に思えました。とはいえ最終的な決め手は、会社と人の雰囲気に馴染めそうな予感がしたことです。
Question 03
学生時代はどのように過ごしていましたか?
学生時代はどのように過ごしていましたか?
学生時代は どのように過ごしていましたか?
ぼんやりと過ごしていました。サークルに入らず、学外の活動にも身を入れず……。いろいろなジャンルのいろいろな創作物にふれる以外は、本当に何をしていたのだろうという感じの生活でした。ただ、経済学部から文学部に移ってみたり、世界がコロナ禍に突入したりと、環境の大きな変化が複数回あったので、自分の人生で変わってほしいこと/変わってもかまわないこと/変わると困ることには否応なしに目が向く数年でした。
Question 04
いまどんな仕事をしていますか?
新書と呼ばれる、文庫よりすこし縦に長い形のシリーズ本を編集しています。ざっくり言うとノンフィクションの書籍です。世界のことでも、世間のことでも、人間のことでも、広く関心を集めそうなトピックについてその道の専門家の方に書いていただき、コンパクトでわかりやすい「入門書」を読者のみなさんに届ける(……という建前のもと、この人の考え、この人の書くものは最高だなと思える方に、その人もわたしも掛け値なしにおもしろいと感じられる文章を書いていただく)仕事をしています。
Question 05
印象的だった仕事のエピソードはありますか?
印象的だった仕事のエピソードはありますか?
印象的だった 仕事のエピソードはありますか?
大学生のあいだ、その人の書くものをずっと追いかけていた一人の若手研究者がいます。論文や雑誌論考はもちろんなのですが、ブログやSNSで発信されていた勉強ノウハウとでも言うべき文章があまりにも魅力的で……。ただのファンだったのですが、大学を卒業して書籍の編集部に配属されたのをこれ幸いと、最初の企画会議にその方のプランを提出しました。最終的に『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』として刊行されることになるその本は、著者の阿部幸大さんに宛てた長い長い依頼文から発売後の反響まで、出版社でやりたかったことをやれたなあ、と早くも思ってしまったくらい、忘れがたい思い出です。
Question 06
出版社の仕事のいちばんの推しポイントは?
出版社の仕事のいちばんの推しポイントは?
出版社の仕事の いちばんの推しポイントは?
狭義の創作物にかかわっていること。書籍はほとんどの場合で作者が一人であること。編集者はその作者と一対一のやりとりを重ねられること。そして最終的に、これは自分のためにこそ書かれた、と思う複数の「一人の読者」に届きうること。
Question 07
休日の過ごし方は?
本を3冊かばんに入れて、雨でもなんでもとりあえず外出します。目的地がないことも多いので、ただ歩いていただけだったな……という休日も少なくないです。読書と考えごとは捗ります。
Question 08
どんな後輩に入社してほしいですか?
どんな後輩に入社してほしいですか?
どんな後輩に 入社してほしいですか?
どのような方でもいいと思います。どのような方でも、「とりあえずこれだけは実現したい」という力強い初心と、脇目をふりながらも物事を進めていける胆力があれば、きっと活躍されると思います。もうすこし狭く、「もし同じ部署で働くなら」ということでしたら、素直な感性とすこしひねくれた理性をもちあわせた人のお仕事は気になります。知識があり、持論があり、その人なりの志向も明らかなのに、それが偏った先入見につながることなく、フラットに世界に感動することができる人。
Question 09
いま、イチ押しのコンテンツは? (本・映画・リアルなもの問わず)
「私の部屋には机がない」と題された、詩人の石原吉郎による短いエッセイ。書かれた言葉に携わって生きたい者にとって、いまに限らずおすすめです。
※役職名や固有名詞は2026年2月時点のものになります
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