明治二十七(1894)年十月二十一日、三重県名張市生まれ。本名・平井太郎。大正十二(1923)年、「二銭銅貨」でデビュー。明智小五郎の活躍する「D坂の殺人事件」「心理試験」や、「人間椅子」ほかの短編で探偵小説界のトップに。『パノラマ島綺譚』『一寸法師』と長編を発表後に休筆するが、昭和三(1928)年、「陰獣」で復活、『孤島の鬼』『蜘蛛男』『黒蜥蜴』などの長編が好評を博す。少年探偵団シリーズで年少の読者も魅了した。戦後は、『幻影城』ほか評論・研究が多く、探偵作家クラブを創設するなど、精力的に活動した。昭和四十(1965)年七月二十八日死去。

光文社ウエブサイトのホームに 戻る