2007年9月号 目次
◆官能文芸ルネッサンス いまもっともあぶない短編特集
| 小池昌代 「ポリー」 隣に引っ越してきた少年が度々やってくるわけは |
| 神崎京介 「右の指」 彼の右手中指が躯中を刺激する。右の指が私に悦びの痕を残す…… |
| 宮木あや子 「尻の穴に座薬」 ２８歳の女には、悠長に恋愛をしている暇はない |
| ヒキタクニオ 「氷と竿」 今夜、甲崎がやってくる。加代の身体は、また、少し疼いた…… |
| 内田春菊 「私を「イキ」に連れてって」 軽い気持ちで身を任せた男に、あたしは…… |
| 吉川良太郎 「いばら姫」 ２０年ぶりに訪れた屋敷で渡された“遺作”の中に |
| 渡辺ひろ乃 「色違い」 不倫をしていた私が職場にやってきた黒人男性と |
| 鳴海章 「天然媚薬」 爽太郎の上司チューカンが悪酔い女を押しつけてきた…… |
| 京都に暮らすお二人が小説を書く官能を語り尽くした１２０分 |
| 瀬戸内寂聴 × 花村萬月 |
| 小説には「いった小説」と「いかない小説」があるんです── |
◆カラーグラフ
| 小説家という情景 | |
| 「松井今朝子」 | 撮影・瀬戸正人 |
| 梅佳代の“瞬間力” |
| 注目の俊英、初登場！ |
| 樋口直哉 「キャラメル・タクシー」 父の容態が危ないという知らせを受け、彼が病院へと向かったところ…… |
| 瀬名秀明 「大空の夢と大地の旅」 |
| 第三回 飛行機免許取得への道（後編） |
◆世界いたるところに笑激あり！
| 対談 しょーこりもなくアジア好きなわしら |
| アジアをとことん愛する二人が最強タッグを組んだ！ |
| 岩井志麻子 × 内山安雄 |
| エッセイ さらさらあやまるつもりもない、開き直る人々 |
| レポート 中田潤 |
| 北朝鮮だって、アラブだって「お笑い」がなければ生きていけない!？ |
| 世界には知られざる「お笑い」資源が埋まっているのか── |
◆円熟の読切り短編
| 澤田ふじ子 「土蔵の妖剣」新章スタート 陰陽師が感じた禍々しい妖気は質屋の蔵から立ち昇り |
| 佐野洋 「仁と愛とに」 写真には看護師のうしろ姿…しかも全裸で |
| 三好徹 「天命の人」 若くして長崎で学ぶことになった赤松大三郎 |
| 東郷隆 「野ざらしの差物」後編 自害するのを止めた娘から万吉が聞き出したのは── |
| 泡坂妻夫 「菜の花や」 宝引の辰親分が挑む俳句の謎 |
◆スーパーフィクション
| 穂村弘 | 「会社で、めまい」 |
| 森見登美彦 | 「美女と竹林」 |
◆最強連載陣
| 西村京太郎 | 「びわ湖環状線に死す」 |
| 藤田宜永 | 「ガラスの告白」 |
| 佐川光晴 | 「金色のゆりかご」 |
| 東野圭吾 | 「フェイク」 |
| 谷村志穂 | 「スノーホワイト」 |
| 久間十義 | 「祈りのギブソン」 |
| 神崎京介 | 「ぼくが知った君のすべて」 |
| 新堂冬樹 | 「君が悪い」 |
| 花村萬月 | 「私の庭」 |
| 香納諒一 | 「記念日【anniversary】」 |
| 森詠 | 「坂東三国志」 |
| 赤川次郎 | 「三毛猫ホームズの茶話会（さわかい）」 |
◆読みごたえエッセイ
| 曽野綾子 「言い残された言葉」 |
| 佐藤優 「酒を飲まなきゃ始まらない」 |
| 伊藤比呂美 「よろづ指南いたし□」 |
| 酒井順子 「日本観光ガイド」 |
| 池内紀 「ひとつとなりの山」 |
| 石原壮一郎 「［ニッポンの大人］今昔物語」 |
| 横田順彌 「今月のふるほんガイド」 |
◆ブックガイド
亀和田武の著者に会ってきました／原武史
新刊ブックガイド
◆エンタテインメント
不健康脱出作戦／大崎善生
楽園のこちら側／鳴海諒一
フィールドノート／小林木造
ＧＩＲＬＳ／叶さくら
女武芸帖／小島功
「オトーさん」という男／益田ミリ
クイズ
今月の読者登場
今月の作家登場・梅佳代のつぶやき
◆第２回小説宝石新人賞募集のお知らせ
◆第１２回日本ミステリー文学大賞新人賞募集のお知らせ
