ジュカ　チュウゴクニセンネンノジュバク
2014年9月17日発売
定価：1,650円（税込み）
ISBN 978-4-334-97798-6
ノンフィクション、学芸
判型：四六判ハード

儒禍　中国二千年の呪縛黄文雄/著

今の中国は「権貴資本主義」と言われているが、中国の太子党に象徴される特権貴族も、李朝時代の厳しい階級制度も、儒教から生まれたものだ。両班の特権支配とその遺風が、現在の韓国・朝鮮にも根強く残っている。

目次

はじめに
序章　あなたはどこまで儒教を知っているか
第一章　儒教の生い立ちとその歴史
第二章　儒教思想への批判
第三章　儒教倫理の偏向と災厄
第四章　儒教道徳の狂奔と歴史の悲劇
第五章　朱子学と陽明学―その伝統と異端
第六章　江戸儒学と支那儒学―その相違
第七章　西洋人から見た儒教
第八章　儒教文化と中華文明の因果
第九章　儒教思想の性格
第十章　儒教倫理の狂奔
第十一章　儒教支配の動揺
おわりに　儒教の災禍を知るべき今、現在

著者紹介

黄 文雄（こうぶんゆう）
1938年台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』（台湾・前衛出版社）が大反響となり、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。主な著書に『呪われた中国人』『醜い中国人』『歪められた朝鮮総督府』『満州国の遺産』（以上、光文社）、『中華帝国の解体』（亜紀書房）等があり、近著には『犯韓論』（幻冬舎ルネッサンス新書）、『悲韓論』（徳間書店）、『日本を恐れ、妬み続ける中国』（ベストセラーズ）、『中国が世界地図から消える日』（光文社）。