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シロギリガクシャ タンテイショウセツクラブ
2017年10月16日発売
定価:2,090円(税込み)
ISBN 978-4-334-91188-1
フィクション、文芸
判型:四六判ソフト
白霧学舎 探偵小説倶楽部
昭和20年、東京から疎開してきた美作宗八郎は、名門の白霧学舎に編入することに。「探偵小説倶楽部」を名乗るおかしな二人組、滝幸治と斎藤順平に気に入られ、寄宿学校でのドタバタ生活が始まった。クラブの主な活動は、この地域で起こった連続殺人事件の真相究明。5年前の河合久男・頭部殴打殺人事件に始まり、4人の青年が殺され、そのうち3人は局部を切り取られていた。一条女学院に通う早坂薫も加わり、さらにもう一人の名誉部員、自室に籠り「カブトムシ定食」を主食とする“教授”の助言を受けながら推理を進めるうちに、友人の林屋健太が同様の遺体となって発見される――混迷を極める連続殺人事件に少年少女探偵団が挑む!
謎解きの愉しさに加え、戦時下の“少年時代の終わり”を描く、著者の新境地。