ハギノコエ
2017年4月11日発売
定価:660円(税込み)
ISBN 978-4-334-77463-9
光文社文庫
判型:文庫判ソフト
長編時代小説鹿鳴の声隅田川御用帳(十二)
「亭主のなにもかもが嫌になった」――そう言って「慶光寺」に駆けこんできた小間物屋の女房、おはつ。御用宿「橘屋」の女主人のお登勢と用心棒の塙十四郎は事情を調べるが、一向におはつが不満を持つに至った理由が分からない。しかし、おはつには人に言えない過去があった――。(「ぬくもり」)涙を堪えきれない表題作など三編を収録。著者の代表シリーズ第十二弾。