マクロケイザイガクノカクシン
2017年6月15日発売
定価:924円(税込み)
ISBN 978-4-334-03983-7
光文社新書
判型:新書判ソフト
マクロ経済学の核心
経済学は決して浮世離れした理論ではない。情勢を冷静に分析し、未来を予測するために拠って立つ礎となる。景気のトレンド、国の政策の是非、勤めている会社や業界の先行き、賃金は適正か、貯蓄か投資かなど、自分で判断し正しく行動するためには、マクロ経済学の知識が不可欠だ。
注目を集める著者独自のナビゲートで、現代を生き抜く知性の力を手に入れろ!
目次
第1章 マクロ経済を見る「目」
第2章 長期経済理論としての新古典派成長モデル
第3章 需要サイドによる景気循環モデル
第4章 マクロ経済学の基本モデルとしてのIS‐LM分析
第5章 労働と価格のマクロ経済学
コラム1 日本は既に貿易立国ではない
コラム2 人口減少悲観論は大げさ過ぎる
コラム3 再分配政策としてのインフラ投資
コラム4 経済効果って何ですか?
コラム5 国際金融から見るトランポノミクスの帰結
コラム6 アベノミクスの誤算と雇用者数
著者紹介
飯田泰之(いいだやすゆき)
1975年、東京生まれ。エコノミスト、明治大学政治経済学部准教授、㈱シノドスマネジング・ディレクター、内閣府規制改革推進会議委員。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。著書は『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社)、『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)、『思考の「型」を身につけよう』(朝日新書)、『地域再生の失敗学』(共著、光文社新書)、『これからの地域再生』(編著、晶文社)など多数。