ワクチンハコワクナイ
2017年1月17日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03965-3
光文社新書
判型:新書判ハード
ワクチンは怖くない
ワクチンの現在と未来を論じてみようと思います。そして、ワクチンの現在と未来を考えるとき、私は〈予防接種は「効く」のだ〉という、肯定的な結論を本書で述べることでしょう。それは何故なのか。ぜひ本文をお読みください。(「はじめに」より)
インフルエンザワクチンって結局打った方がいいんですか?/子宮頸がんワクチンって実際どうなんですか?/何度も打たないといけないのは一体どうしてなんですか?……etc.
ワクチンにまつわる「結論ありき」の議論を排し、本当に「あなたの健康」をもたらすワクチンとの付き合い方をすっきりと知る!
目次
はじめに
第 1 章 子宮頸がんワクチンとメディア―― ワクチンの現在
(1)子宮頸がんワクチンを総括する
(2)ワクチンとメディア
第 2 章 感染症と戦う―― ワクチン・免疫とは何か
(1)ワクチンと免疫
(2)日本のワクチン
第 3 章 「あなたの健康」を目指せ! ―― ワクチンの未来と理念
(1)脅威となる感染症
(2)ワクチンの未来を語る
参考文献
あとがき
著者紹介
岩田健太郎(いわたけんたろう)
1971年島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOS クリニック、亀田総合病院を経て、2008 年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に『予防接種は「効く」のか?』『99・9%が誤用の抗生物質』『「感染症パニック」を防げ!』『サルバルサン戦記』(以上、光文社新書)、『「リスク」の食べ方』『食べ物のことはからだに訊け! 』(以上、ちくま新書)、『感染症医が教える性の話』(ちくまプリマー新書)、『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)など多数。