シマコウサクモ、ラクジャナイ。
2016年11月17日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03952-3
光文社新書
判型:新書判ソフト
島耕作も、楽じゃない。仕事・人生・経営論
仕事を失いたくない、という緊張感が、私をいまだに奮い立たせているのだ。(本文より)
漫画家・弘兼憲史は、早稲田大学卒業後、三年間、松下電器産業で勤務。その経験を漫画『島耕作』シリーズに注いだ。
デビューから四二年経つ現在も、三六五日、ほぼ無休で働く。
年間一四〇〇ページを描く、その働き方とは。
連載開始以来、米国、中国、東南アジアなど海外取材をこなし、官僚や政治家とも意見を交わしてきた。その情報収集の方法とは。「会長まで登りつめた」島耕作に込めた、出世の秘訣とは。
目次
はじめに
第1章 島耕作の仕事論
1、島耕作はいかにして島耕作となったか
2、島耕作のコミュ力
3、島耕作の情報収集術
第2章 弘兼憲史の仕事術
1、弘兼憲史の時間術
2、弘兼憲史のチーム論
3、私が40年描き続けられる理由
4、弘兼憲史の漫画論
5、流されずに生きる
第3章 島耕作の「ライバル」たち
1、柳井正氏(株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)
2、澤田秀雄氏(株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長兼社長)
3、唐池恒二氏(九州旅客鉄道株式会社代表取締役会長)
4、新浪剛史氏(サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長)
5、辻本憲三氏(株式会社カプコン代表取締役会長兼CEO)
6、玉塚元一氏(株式会社ローソン代表取締役会長兼CEO)
おわりに
著者紹介
弘兼憲史(ひろかねけんし)
漫画家。1947年、山口県に生まれる。早稲田大学法学部卒業後、松下電器産業に勤務。 漫画家として独立後、1976年に『朝の陽光の中で』で本格デビュー。1984年、『人間交差点』(原作・矢島正雄)で小学館漫画賞受賞。1991年、『課長 島耕作』で講談社漫画賞受賞。『黄昏流星群』で2000年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2003年、日本漫画家協会賞大賞受賞。07年には紫綬褒章を受章した。『気にするな』(新潮新書)、『夢は9割叶わない。』(ダイヤモンド社)、『50歳からの「死に方」』(廣済堂新書)など漫画以外の書籍もヒット作多数。