ヤミケイザイノカイブツタチ
2016年4月19日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03918-9
光文社新書
判型:新書判ソフト
闇経済の怪物たちグレービジネスでボロ儲けする人々
本書で取り上げるのはほとんどグレービジネス界の勝者といっていい人物たちである。ネットでの裏情報提供業者、出会い系サイト、デリヘルの経営、危険ドラッグの仕切屋、闇カジノのイカサマ・ディーラー、FXや仮想通貨販売業、六本木・関東連合の育ての親、純金インゴットの密輸入や振り込めなど特殊詐欺の首領、街場の顔役の9人が登場する。(「まえがき」より)
――法律スレスレの世界で、荒稼ぎするグレーゾーンの企業家たち……彼らの知られざる実態に、極道取材の第一人者が迫る。
目次
まえがき
第1章 「裏」情報サイトの先駆者 【本堂マサヤ】
第2章 出会い系サイトの帝王 【P】
第3章 堅気のデリヘル王 【梅本健治】
第4章 危険ドラッグの帝王 【K】
第5章 日本一のイカサマ・カジノディーラー 【中村富雄】
第6章 FXの帝王、仮想通貨に挑戦 【I 】
第7章 六本木の帝王と関東連合 【多田達也】
第8章 詐欺の帝王の新事業 【本藤彰】
第9章 ヤクザ界の高倉健 【熊谷正敏】
あとがき
著者紹介
溝口敦(みぞぐちあつし)
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。出版社勤務などを経て、フリーに。2003年『食肉の帝王』(講談社+α文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。『暴力団』『続・暴力団』(以上、新潮新書)、『詐欺の帝王』(文春新書)など著書多数。