「モウカルカイシャ」ノザイムショヒョウ
2015年9月16日発売
定価:946円(税込み)
ISBN 978-4-334-03881-6
光文社新書
判型:新書判ソフト
「儲かる会社」の財務諸表48の実例で身につく経営力・会計力
儲けの構造が読めると、経営がわかる。経営がわかると、日本がとるべき戦略がわかる。それがすべて表れているのが、財務諸表である。項目はざっくりまとめて、わからない言葉はとりあえず無視。バランスシート(BS)と損益計算書(PL)の大きさ、そして利益の3つだけを見ればいい。「ちょうどいい加減にとらえる」ことが、会計リテラシーのカギである。一番の近道は、知っている会社の財務諸表を読むことだ。アップルとグーグル、楽天とアマゾン、セブン&アイとイオン、キリンとサントリー……。図で見れば、業界をリードする企業の戦略の差が一目でわかる。リアルな財務諸表をざっくり、たくさん読むということに、本書でチャレンジしてほしい。
目次
第一章 エレクトロニクス・IT業界編
第二章 自動車業界編
第三章 小売業界編
第四章 製薬業界編
第五章 住宅・インフラ業界編
著者紹介
山根節(やまねたかし)
1973年、早稲田大学政治経済学部卒業。74年、監査法人サンワ事務所(現トーマツ)入社。82年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了後、コンサルティング会社を設立。2001年から慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授(現名誉教授)。2014年から早稲田大学大学院教授(ビジネススクール)。商学博士。専門は、会計管理、経営戦略、マネジメント・コントロール。著書に『経営の大局をつかむ会計』(光文社新書)、『MBAエグゼクティブズ』(中央経済社)、『日経で学ぶ経営戦略の考え方』(日本経新聞社)などがある。