ガンニフアンヲカンジタラヨムホン
2014年3月18日発売
定価:814円(税込み)
ISBN 978-4-334-03791-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
がんに不安を感じたら読む本
医療技術の進歩とは裏腹に、がんに対する現代人の不安は消えるどころか高まっている。がん医療はいま、患者ひとりひとりにあった「オーダーメード治療」といわれる時代に突入している。その中で、私たちは病に罹患したとき、何を選択し、QOL(生活の質)をどう高めていけばいいのか――。
34歳のときに乳がんと診断され、がんの三大治療を受けてほぼ完治した著者が、自らの体験をベースに、がん治療における落とし穴、いざというときのための「選択力」の身に付け方を示唆すると同時に、全国の名医の活動を紹介。そして、日々、変化するがん治療の現場を報告。「2人に1人は生涯にがんに罹患する時代」に大切な心がまえとは何か。そのヒントを示す。
目次
まえがき
第一章 がんに備える
第二章 がん闘病の葛藤
第三章 がん治療はどこまで進むのか
第四章 がん、妊娠、出産
あとがき
著者紹介
本荘そのこ(ほんじょうそのこ)
1969年北海道札幌市生まれ。法政大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了。地方新聞社、法律事務所勤務などを経て、98年から女性誌記者として活動。2004年に乳がんが発見され、約9ヵ月間にわたって治療を受ける。現在はフリーライターとして、取材・執筆活動を行う。
中村清吾(なかむらせいご)
1956年東京都生まれ。82年千葉大学医学部卒業。聖路加国際病院外科で研修。93年同病院情報システム室室長兼任。2005年より聖路加国際病院初代ブレストセンター長・乳腺外科部長。10年より昭和大学医学部外科学講座乳腺外科学部門教授、昭和大学病院ブレストセンター長。