キミノハタラキカタニミライハアルカ?
2014年1月17日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03779-6
光文社新書
判型:新書判ソフト
君の働き方に未来はあるか?労働法の限界と、これからの雇用社会
「正社員であれば安泰」という時代は過去のものとなった。これからの社会は、「正社員で安泰」というのはごく限られたエリート層だけのものになり、正社員になれない人、あるいは、正社員になっても「真の意味での正社員」とは呼べない人が増えていく。
そんな時代を迎えたいま、本書では「雇われて働く」ということは本来どういうことなのか、というところから説き起こし、正社員のメリットとデメリットは何か、労働法は今後も頼りになるか、IT社会に向けてどのように準備すればよいか、プロとして働くとはどういうことか、等々を多角的に論じ、「これからの働き方」に迷っている人のための指針を示す。
目次
プロローグ
【第1章】雇用の本質
【第2章】正社員の解体
【第3章】ブラック企業への真の対策
【第4章】これからの労働法
【第5章】イタリア的な働き方の本質
【第6章】プロとして働くとは?
【第7章】IT社会における労働
【終 章】パターナリズムを越えて
あとがき
著者紹介
大内伸哉(おおうちしんや)
1963年兵庫県神戸市生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。神戸大学大学院法学研究科教授。法学博士。労働法を専攻。著書に『イタリアの労働と法』(日本労働研究機構)、『雇用社会の25の疑問』(弘文堂)、『どこまでやったらクビになるか』(新潮新書)、『解雇改革』(中央経済社)、共著に『法と経済で読みとく雇用の世界』『人事と法の対話』(以上、有斐閣)などがある。