1ニチデマナビナオステツガク
2013年8月9日発売
定価:858円(税込み)
ISBN 978-4-334-03760-4
光文社新書
判型:新書判ソフト
1日で学び直す哲学常識を打ち破る思考力をつける
高校の授業で少しはかじったものの、哲学をきちんと学んでこなかった人は多いことでしょう。でも、大人の教養として、好きな哲学者を一人くらいは言えるようになりたいもの。真なる知を求めて、死刑をも恐れなかったソクラテス、保証されたエリートコースを辞し、アカデメイアを設立したプラトン、数の秩序を追求し√2を発見した教団の創始者ピタゴラス……。彼らの努力と苦悩は人間味にあふれ、生きづらい現代を生きる私たちに大切なことは何かを教えてくれます。常識や感性だけに頼らず、理性で考えられる人になるために、今こそ哲学を学び直しましょう。
目次
第一章 ソクラテス以前の哲学者たち
哲学者1 ピタゴラス――思考のラディカリズムのはじまり
第二章 古代哲学を築いた3人
哲学者2 ソクラテス――哲学のあらたな幕開け
哲学者3 プラトン――イデア論
哲学者4 アリストテレス――10のカテゴリー
第三章 近現代フランス哲学
哲学者5 デカルト――疑う姿勢
第四章 ドイツ観念論の時代
哲学者6 カント――感性の形式として空間と時間
哲学者7 ヘーゲル――炸裂する存在
第五章 20世紀最大の哲学者
哲学者8 ハイデッガー――存在と時間をめぐる思索
著者紹介
甲田純生(こうだすみお)
1965年大阪府生まれ。大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。広島国際大学准教授。『「星の王子様」を哲学する』『哲学的思考の論理』『ホモ・サピエンスの牢獄』(以上、ミネルヴァ書房)、『美と崇高の彼方へ』『スリリングな哲学』『生きることの哲学』(以上、晃洋書房)など著書多数。