サイドバックシンカロン
2013年6月18日発売
定価:836円(税込み)
ISBN 978-4-334-03751-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
サイドバック進化論
サイドバックを知らずしてサッカーは語れない
サッカーファンの視線は、どうしてもゴールを決めるプレーヤーやシーンに集まりがち。しかし、その得点や味方のカウンター攻撃は、ディフェンス陣が起点となって生まれていることが少なくない。中でも、現代では積極的な攻撃参加と、そのためにピッチを激しくアップダウンし続けるスタミナが求められているサイドバックは、インテル・長友やシャルケ・内田など渡欧した日本人プレーヤーの活躍とともに俄かに注目を集めている。本書は、鹿島アントラーズで活躍し、W杯フランス大会にも出場した“元祖”攻撃的ディフェンダーの著者が、サイドバックの果たす役割から魅力までを存分に綴ったサッカーの見方が変わる画期的なテキスト。
目次
序 章 サイドバックがサッカーを変える
第1章 サイドバックとはどんなポジションか?
第2章 サイドバックに求められる資質
第3章 日本サッカーにおけるサイドバック
第4章 名良橋が選ぶ世界のサイドバックTOP10
第5章 ブラジルを目指す若きサイドバックたち
特別付録 “世界最高のサイドバック”ジョルジーニョ氏
著者紹介
名良橋晃(ならはしあきら)
1971年千葉県生まれ。90年、JSL一部フジタ(後のベルマーレ平塚、現・湘南ベルマーレ)に加入。94年にJリーグデビュー。97年、鹿島アントラーズへ移籍。翌年のW杯フランス大会では全三試合に先発出場。十シーズン在籍した島では、攻守のバランスに優れ、持ち前のスピードと豊富な運動量を武器に主力として活躍。リーグ年間王者三度、ナビスコ杯優勝三度、天皇杯二度など、チームの黄金時代を支えた。07年、古巣ベルマーレに11年ぶりに復帰し、翌年引退。現在はS.C.相模原ジュニアユース総監督として指導育成に務める傍ら、テレビや雑誌等でサッカー解説も行っている。