オトコハジャマ!
2013年4月17日発売
定価:858円(税込み)
ISBN 978-4-334-03739-0
光文社新書
判型:新書判ソフト
男は邪魔!「性差」をめぐる探求
かれこれ25年にわたって私はインタビューというものを続けてきたが、今更ながらしみじみ思うのは、男に訊いても埒が明かないということである。話をしても何ひとつ解明しない。それどころか、しばらく話を続けていると頭の芯のほうから何やらぼんやりしてきて、そもそも何を訊くために来たのかを忘れそうになるのだ。
(本文より抜粋)
早い話、男はひとりよがり。ひとりよがりがひとりよがりを競るように社会をつくってきたから、日本は、いつまでも埒が明かないのではないだろうか。
女と男。しあわせのヒントが、ここにある――。
目次
第1章 俺たちは邪魔なのだろうか?
第2章 男子の本懐
第3章 人生相談の相談
第4章 不自然な結婚
第5章 男のフェミニズム
第6章 俺たちは「わからない」
第7章 生理的に嫌い?
第8章 妄想される「僕」
第9章 草食のオナニー
第10章 「気持ち」のゆくえ
あとがき 怒る女性は美しい
著者紹介
髙橋秀実(たかはしひでみね)
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経てノンフィクション作家に。著書に『TOKYO外国人裁判』『ゴングまであと30秒』『にせニッポン人探訪記』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『トラウマの国 ニッポン』『はい、泳げません』『やせれば美人』『趣味は何ですか?』『おすもうさん』『結論はまた来週』など。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。