タダスワル
2012年6月15日発売
定価:902円(税込み)
ISBN 978-4-334-03692-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
ただ坐る生きる自信が沸く 一日15分坐禅
何の役にも立たないからこそ、坐禅は重要。
多くの悩みやストレスを抱える現代人は、常に思考を巡らせていて“頭でっかち”になっています。正解を追い求めることをやめ、坐禅という「考えない時間」をつくることで、一日の内容は確実に違い、そして人生そのものも変わってきます。
日本とは異なる文化圏出身の禅僧だからこそ見える仏教の意義を改めて確認し、今日から坐禅の旅へいざ出発!
目次
はじめに
第一章 坐禅との出会い
第二章 なぜ今、坐禅を?
第三章 まず、頑張りすぎないこと
第四章 環境をととのえる
第五章 坐禅に向かう態度
第六章 坐禅に必要なもの:座布団、衣服
第七章 調身――身体をととのえる
第八章 調息――呼吸をととのえる
第九章 調心――心をととのえる
第十章 禅と実生活
・坐禅ができるお寺ガイド
・付録「坐禅儀」
著者紹介
ネルケ無方(ねるけむほう)
一九六八年ドイツ・ベルリン生まれ。一六歳で出会った坐禅に衝撃を受け、逆境に陥りながらもひたすら仏教の道を進む。九三年、兵庫県の日本海側の山中にある安泰寺で出家。京都や福井の禅寺での修行や、大阪城公園ではホームレスをしながら一般人向けに“辻説法”を行うなど苦行の日々を送る。二〇〇二年、師匠の突然の訃報を受け、急きょ安泰寺住職になり現在に至る。安泰寺は檀家を持たず、自給自足の生活を行っている。また、国内だけでなく世界からも参禅者が集い、仏教を通じた異文化交流を実践している。著書は、『迷える者の禅修行』(新潮新書)、『裸の坊様』(サンガ新書)。