コドモガソダツゲンマイワショク
2012年1月17日発売
定価:880円(税込み)
ISBN 978-4-334-03665-2
光文社新書
判型:新書判ソフト
子どもが育つ玄米和食高取保育園のいのちの食育
子どもの好物といえば、お子様ランチに象徴されるような味の濃い食べ物だと思われがち。しかし、それとは対照的に、「こんなしぶい子どもは見たことがない」と大人を驚かせている園児たちがいる。毎日納豆と玄米を食べ、おやつには小魚や大豆、昆布をぽりぽり。甘いジュースを好まず、梅と醤油で味つけした番茶をすする。この大人顔負けの「本物志向」をゼロ歳児から教えているのが、福岡にある高取保育園。その食理念と給食メニューを実践方法と共に紹介する。
目次
はじめに
第一章 乱れる現代の食
第二章 昭和30年代の日本食を取り戻す
第三章 身体感覚をよみがえらせる
第四章 今日からできる玄米和食生活
おわりに
◎レシピ付き
ちりめんおにぎり/しょうがごはん/れんこんボールの酢豚風/さつまいもとりんごの重ね煮/根野菜のごま味噌煮/和風ポトフ/玄米ちらし寿司/しょうがごはん/車麩のさっくりフライ
著者紹介
西福江(にし ふくえ)
1929年福岡県生まれ。1968年高取保育園を開園し、当時から園長を務める。玄米和食にこだわった給食を実践。毎日の給食や食べ物に関わる年中行事を通じて、独自の食育を展開する。1992年藍綬褒章受章。
高取保育園(たかとりほいくえん)
福岡市にある、ゼロ歳児から6歳児まで約200人の園児を預かる保育園。独自の食育や、地域の人々を集めて毎月行う料理教室が評判を呼び、県内外から多くの教育者が視察に訪れる。共同著書に『ゼロから始める玄米生活』『ゼロから始める玄米生活2 おかず編』『いのちをつくる愛情ごはん』(すべて西日本新聞社)がある。