
クンヨミノハナシ
2008年5月16日発売
定価:861円(税込み)
ISBN 978-4-334-03455-9
光文社新書
判型:新書判ソフト

訓読みのはなし漢字文化圏の中の日本語
日本人は、日常生活で日本語を当たり前のもののように使っているが、日本語を世界の言語の中に位置づけてみると、かなりユニークな文字を用いていることが分かる。本書では、漢字と日本語が交錯する「訓読み」に焦点を当て、その特徴をあぶりだしてみたい。
中国で生まれた漢字を受け入れ、それを固有語である大和言葉で読んだことが、日本での訓読みの始まりである。元々は漢字の読みとして始まったが、様々な外来語を日本語化し、また逆に漢字を外来語で読み、さらに現代では絵文字まで読んだりする現象も含まれるなど、訓読みとはかくも広範囲で深みのある世界なのである。
目次
はじめに
第一章 訓読みの歴史
第二章 音読みと訓読み
第三章 多彩な訓読み
第四章 訓読みの背景
第五章 同訓異字のはなし
第六章 一字多訓のはなし
第七章 漢字政策と訓読み
第八章 東アジア世界の訓読み
おわりに
著者紹介
笹原宏之(ささはらひろゆき)
1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期過程単位取得、博士(文学)。現在、早稲田大学社会科学総合
学術院教授。専門は、日本語学(文学・表記)。経済産業省の「JIS漢字」、法務省法制審議会の「人名用漢字」、文部科学省・文化庁文化審議会国語分科会の「常用漢字」などの制定・改正に携わる。著書に、『日本の漢字』(岩波新書)、『国字の位相と展開』(三省堂)があり、後者により、第35回金田一京助博士記念賞を受賞。






















